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  桃水


  1605〜1683年。筑後柳川生まれ。
  黄檗宗。野聖・散聖。
  晩年は沓売、酢売の翁として暮らす。


   7歳で仏門に入り、
   江戸吉祥寺、宇治万福寺で修行。
桃水像
   58歳、島原禅林寺を逃れ、
   鴨川の乞食の群に飛び込む。

   おのづから評判が立てば、
   すみやかに姿を消し、
   無名匿名へと流れる。
   
   のち、草鞋を作ったり、
   豪商の捨てる残飯を拾い、
   酢を醸して行商する。

   大津で沓売の頃、
   ある人憐れんで大津絵のあみだ仏の絵を与えると、
    せまけれど宿を貸ぞやあみだ殿後生たのむとおぼしめすなよ

図版:桃水「阿弥陀自画賛」


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