シロツメクサ
シロツメクサ
マメ科シャジクソウ属の多年草。
江戸時代に渡来した帰化植物。
クローバーの名で親しまれている。
四ツ葉が幸福のシンボルともされる。
小さな蝶形の花が数十集まって頭花を作る。
花は最初上を向いているが、
受粉した花から下向きに変わり、
茶色の傘形になったものがふうらの杖にいい。
花の中に数字を読み取ったのは宮沢賢治、
「ポラーノの広場」へ行くための番号で、
5000番まであるという。
カタクリの葉に現れる文字と共に、
賢治の植物観察の細かさと、
豊かな想像力のあかしでもある。
葉の文様には三角型、丸型、山型などいろいろあり、
紋の連なりを見ていると、四つ葉を探しやすい。
五つ葉、六つ葉も見たことがある。
live in clover ― とは、
左うちわで暮らすという意味らしいが、
牛に喩えた話であるそうな。