1644年、伊賀上野生まれ。
俳聖と慕われる日本の大詩人。
代表作に「奥の細道」「猿簑」。
西行、宗祇に憧れ、
40歳にして、
旅の系譜に、
自ら連なった芭蕉。
山河の有り様、
人間の生き様、
日月の流れ様。
風雅というも、
風流というも、
風狂、風羅というも、
すべて風のまことへの
道であったか。
風こそ、しんにものを見聞し、ことを体得する旅の達人。
風土、風物、風景、風俗、風光、風味・・・
なるほど、これらに通暁する芭蕉は、風の達人でもある。
芭蕉像・野晒紀行300年記念(1984年珠洲焼12.8cm)