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風話-7
久し振りに年内の大雪です。
夏の猛暑といい、秋の台風といい、
なんだか天候も荒っぽく…。
せめていい長靴を買って、
この冬を乗り切りたいところです。
(12.21)
ヒッ、ヒッというジョウビタキの声で起こされました。
小鳥たちの縄張り競争の上位で選ばれた庭なのか、
ずっと下位でやっと見つけられた苦労覚悟の場所なのか、
鳥の種類によっても違うでしょうし、
こんなところにも出逢いや縁を感じてしまいます。
年々咲く花、鳴く虫、蜘蛛や蜥蜴や守宮や蝸牛、
ひとつところに棲むものたち・通りすがるものたちの巡り合わせ。
(11.6)
庭の小薮でウグイスが笹鳴き。
夏は快速で、
秋は特急で、
そして各駅停車の冬がもうすぐ。
(10.20)
虫の音もか細くなってきました。
ヒシクイやマガンがもう渡って来ています。
そろそろ、ふうらの電子本も作ってみたいと思っています。
(10.5)
ミズヒキの赤が鮮やかです。
蜘蛛の巣にはこぼれた萩の花。
(9.12)
連日35度を越す猛暑。もう一週間続いています。
久しく雨も降らず、草木もぐったり・・・。
金沢市は暑さに弱い街路樹に放水を始めました。
犀川ではゴリが酸欠死、アユも心配されています。
魚に水をやるか、田に水に送るか、農協漁協も切実。
(8.5)
硯に羽虫が飛び込んで来る季節。
白い和紙の光に吸い寄せられて、
一気に線を描こうとする筆の行く先にウンカが降ります。
思わずその上を筆が走って・・・。
夏の夜はあまり画作に向きません。
(7.27)
鳥たちが元気です。
あちこちで雛たちが餌をねだっています。
(6.11)
翁草も白髪を飛ばして坊主頭になってしまいました。
新しい天地へ、新しい生命を解き放って。
創作というのは、それなりの花実を結ぶこと、
展覧会もHPも綿毛を飛ばすための、風の場所、
ふうらもまた風媒花の一種だと思ってきました。
(5.24)
ずいぶんご無沙汰してしまいました。
春眠暁を覚えぬままにひと月、ふた月、
光陰矢の如しどころか、ロケットの如く。
*
何かページが落ち着いてしまったので、
もっと双方向性をといろいろ考えあぐねていました。
「一笑庵」なる草庵を立ててお茶でも、とか、
五百風羅を開けた野原に移して解放しょう、とか。
六角文庫の図書室改修の方にこのところかかりきり、
そのあとでまたゆっくりと思案するつもりですが、
とりあえずWebの峠茶屋(掲示板)を開きます。
旅の往き来に立ち寄って、一服閑談して下さいませ。
(5.2)
3月に入りました。
東大寺ではお水取りの季節。
馬酔木にメジロが群がっていました。
(3.2)
靄の中に立つ虹の脚。
七色に淡く染まる島。
琵琶湖南部は春の空、北部は冬の空。
その境界あたりの不思議な風景でした。
(2.27)
アオゲラが裏庭にやって来ては、
早朝からコンコン木を啄いています。
ふっと憶い出しましたが、
「悲しき玩具」の歌人は、
ウタゲラでもあったのでしょうか?
(2.19)
立春寒波で、またも雪景色です。
昨日の金沢は−4.1度を記録。
奈良での展覧会も近づき、
粘土が冷たいと言っておれません。
(2.4)
第一級の寒波到来で、積雪30cm。
庭のふうらたちもすっかり雪の下。
昨日からシロハラが裏庭に棲みついたよう。
(1.10)
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