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風話-4
ほれぼれとするような快晴が続きます。
なんだか気味が悪いくらいですが、
素直に天からの贈り物として楽しむことですね。
浮かれて囀る小鳥たちや、浮かれて咲き出す花たち。
みんないっしょによい年を迎えたいと思います。
(12.26)
冬ざれの寂びた庭に野紺菊が呆けています。
気の早い水仙はもう蕾を開いたりもしています。
朽葉の上に点々と赤いのは、モチノキの実。
幾つか拾ってふうらへの贈り物に。
珍しくオナガが数羽やってきて、濁った声を降らせます。
(12.17)
初雪が降りました。
嵐とともにやってきて、風花の風情はありません。
与呂見村の銀河窯は窯焚きを無事終了。
今回は参加出来ませんでしたが、
来春3月にはたくさんのふうらとぜひ。
暖冬傾向で、陽気のいい日には、
鴬がつい、ホキョ・・・と口を滑らしています。
(12.6)
ホームの画を更新しました。
夜な夜な星を訪ねて、
宇宙とは何かを思いあぐねていた頃の作品です。
そんな時にふっと目にしたのが、
「真実不虚故」の五文字。
般若心経にある言葉です。
真実の二文字を宇宙に置き換えると、
ぽろりと目から鱗が落ちました。
(11.25)
穏やかな小春日和が続きます。
10年前のこんな日に立冬上人と出会いました。
犀川上流の河原の石に籠っていたお方です。
別名、小春和尚。
資料室においでいただきました。
(11.9)
早くも霰の襲来です。
秋の名残を慌ただしく畳んで、冬に引っ越し。
春は暦よりも遅く、冬は暦よりも早く。
明日で、ふうら美術館も満1歳。
いろんな人たちと知り合えた温もりで冬に向かいます。
(11.1)
風の画集がようやくまとまりました。
風はふうらの基本テーマなので、
とてもこれだけでは吹きおおせません。
一陣の風といったところです。
この秋は、エナガの小群がよく庭に現れます。
コゲラも1羽ついて来たそうですが見逃しました。
(10.25)
ふうら天地の改修に意外に手間どってしまいました。
新しいヴィジョンが見えてきて、やれやれです。
更新が遅れていた分、これから新作アップに励みます。
(10.8)
奥能登の与呂見村から秋風を同封した通信が届きました。
田んぼも畑もよく育ってくれたとあります。
土着菌燻炭ボカシ(田や畑の微生物を糠とモミガラの炭で発酵培養したもの)
というのを、今年は試みたそうです。
もうすぐ稲刈りだということで、
与呂見は熱い収穫期を迎えようとしています。
(10.3)
5月のノゴマに続いて、今度はシマセンニュウが立ち寄ってくれました。
塀に区切られた、草ボウボウの小庭。北海道からの帰りなのでしょう。
冬の2ヶ月ほどを裏庭で居候するシロハラと違って、
ほんの20分ほどの出会いですが、たぶん生涯忘れないでしょう。
変りばえしない生活というのは、案外ないのかも知れません。
(9.26)
どこやらのどん底にある雨月かな
数年前の雨月吟です。
今年の月は、嵐の底。
(9.17)
昔、古道具屋で見つけた愛用の筆は、銘「酔月」。
好きな詩には、朔太郎の「珈琲店酔月」もあります。
ほろほろと十五夜に向かう月ですが、台風19号が迫っています。
(9.16)
萩が咲き、虫の音も高鳴ってきました。
月もこれからまろまろと太ってきます。
17日には、仲秋の名月の皆既月食。
深夜から未明にかけて3時間余のイベントです。
(9.6)
秋になって、ホームの装いも一新です。
風と月の季節。トップ画像は「吟笛」。
陶像の小さな画像も下の方に入れました。
重いようだとまた外すかもしれません。
(9.3)