五百風羅
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陶像の「五百風羅漢」第1回は、珠洲焼きの10人です。
中世の幻の焼き物・珠洲焼に魅せられて能登に移り住み、
その復興に取り組んできた中山達麿氏の穴窯から生まれたふうらたちです。
粗くて造形の難しい土ですが、ごわごわとした感触は、塊から彫り出す陶像には
かえって素朴な力強さを与えてくれて好都合になります。
ふうら陶像の第1号も、彼に貰った粘土で作った珠洲焼きでした。
1987年のことです。
黒くて地味な色合いですが、その黒さには深みがあります。
ふうらの原点ともいえる色が、この珠洲焼きの黒い色に他なりません。
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