幾山川を越えて来たこの旅路であった。 どこの地平のはてまでもめぐりめぐった。 だが、向うから誰一人来るのに会わず、 道はただ行く道、帰る旅人を見なかった。 −オマル・ハイヤーム「ルバイヤート」 8 / 10