ふうら天地

画・夢樹

夢樹




木に籠もり、夢にこもり、達磨に籠もる。

達磨大師を慕って洞に籠もりますが、
相対するのは壁ではなく、外の風景。
遙か正面に白山が聳えていたりするのでしょう。

空想の一樹ですが、
これは白峰村の大橡か、と訊く人がありました。
「大好きな木にそっくり、見に行きませんか」
あいにく展覧会場から抜けられず、
代わりにつれあいが白山麓の夢樹に会って来て、
「いたわよ、オオアカゲラ一羽」。

この木も登場する詩画「樹」が詩画の頁にあります。


前頁(鳥の巣風羅)次頁(夢露)

風羅集笑羅集三昧集天地目次


風羅春秋風羅春秋 ホームhome 風羅草紙風羅草紙