夢樹
木に籠もり、夢にこもり、達磨に籠もる。
達磨大師を慕って洞に籠もりますが、
相対するのは壁ではなく、外の風景。
遙か正面に白山が聳えていたりするのでしょう。
空想の一樹ですが、
これは白峰村の大橡か、と訊く人がありました。
「大好きな木にそっくり、見に行きませんか」
あいにく展覧会場から抜けられず、
代わりにつれあいが白山麓の夢樹に会って来て、
「いたわよ、オオアカゲラ一羽」。
この木も登場する詩画
「樹」
が詩画の頁にあります。
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