ふうら天地

十八笑羅

十八笑羅




板締め草木染の和紙に初めて出会った時、
ふっとその升目の中から、
何人かのふうらの笑い声が聴こえてきたのです。
六笑羅、八笑羅、十二笑羅、十五笑羅、十八笑羅、
二十四笑羅・・・最多で四十八笑羅まで。
山の笑い、花の笑い、果実の笑い、赤ん坊の笑い・・・。
この宇宙も、どうやら初めに大きく笑ってひろがったようです。


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