大きく伸びて通路を塞いでいる葉。これを避けようとして二人共雨の日に勾配で滑った。小生は見事にスッテン、肘を擦りむいた。今後の危険も考えて石蕗と葉蘭を伐った。申し訳ないので、筆に使わせてもらった。
最初は文字で感覚を掴む。
左:葉蘭で「波瀾万丈」。墨の含みが悪く、線は極細。
右:石蕗は柔らかい味を出す。
ふうら画は葉書に。それから画仙紙に。石蕗はかすれも面白く、マイルドな描き味はなかなか。(左:葉蘭、右:石蕗)
ツワブキの筆で、ディック・ツワージクを描く。曲は「イエロー・タンゴ」。
(Twitter 7月5日より)
ディック・ツワージク(Dick Twardzik)は夭折のジャズ・ピアニスト。有名なMCのシンフォニー・シッドがメンバー紹介の際、噛みそうになった名前。
六角文庫でも、ディック・ツワーブキやら、ディック・イチージクなどと戯れて愛聴していた。だから石蕗の筆、となるとディックを描きたくなる。
以上、とんだことから石蕗と葉蘭の筆で遊ばせてもらった。これらの絵は怪我の功名、まことに「転ばぬ先の杖」ならぬ「転んだ後の筆」であった。