ふうら天地

竹の子

竹の子




「竹になる頃、又、逢いに来る」

つくん、と土を割って出た筍も、
若竹になるのは案外早いものです。
天に向かってまっすぐに・・・

天に向かって伸びたいものが、
わたしの中にもたくさん芽生えます。

天に向かって伸びたいけれど、
さびしく、かなしく、
地表で逡巡して終わります。



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