翁草
−5
白髪のもっとも美しい頃。手を触れればこわれそうです。
5月10日に最初の種子を飛ばし、一週間で半分ほどの旅立ち。
そのころは髪も赤茶色に変わり、すぐにばらばらになります。
「星が砕けて散るときのやうに」と賢治も書いています。
翁草も、最後は雨にたたられました。
20日にはすっかり坊主頭になっていました。
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翁草-4
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