ふうら草紙

小鳥来る頃


画・吟遊五風羅 小鳥来る頃
又、
スバルの雀(カラ)も来る
淋しい宙に
歌を撒き
日雀
山雀
四十雀
この混群の宇宙雀


ふうら陶像 小鳥来る頃
又、
ヒアデスの雁も来る
V字を組んで
巡礼の
鈴を鳴らして
一心に何処に行くのか
銀河に
貘の夢が瞬く

画・鳥渡る頃

小鳥来る頃
又、
オリオンの鳳も来る
星々の卵を
次々産み落とし
暖めて
宇宙の闇に
炎の鳥の
一大コロニーを築こうと




今回は、鳥と星とふうら。巡り来るものの交歓です。
なにやらうれしく、慌ただしい季節でもあります。
最後の絵と陶像は、ツグミをイメージして創作したもので珍しい部類です。
鳥への賛歌、山河への賛歌が、こんな作品を生んで来ます。

草紙目次

風羅天地  home 風羅春秋