1989 野焼き 高さ13cm
どことなくぼんやり、やや淋しげな拾得です。 寒山と一緒に野焼きの穴に入ったのですが、 火をくぐって帰ってきたのは拾得一人。 灰色基調ですが、ほのかに藁の火色も浮いて、 それがしんみりいい味だったりします。 童顔なのでよけいに切なさがつのります。 ほやっとした拾得に比べて、きりっとした寒山、 焼成前の粘土時代の二人には、それぞれ、 資料室、喫茶室のシンボルになってもらっています。
草紙目次 寒山拾得表紙 寒山拾得像-2
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