冬の踊子





 12月4日


冬枯れの野辺。田圃道には目を楽しませてくれる花もなく、鳥の姿もない。タンポポの返り花を時々みかけるが、例年よりも少ない。越年草のホトケノザが当地では年内からぽつぽつと咲き出す。





道から外れて畦道に入ると、白いホトケノザが咲いていた。春に白花を愛でたことはあっても、こんな時期に見るのは初めて。白いふうらも珍しそうに仰ぐ。





シソ科オドリコソウ属の赤い踊子衣装は華やかでいいけれど、白い衣装は清らでこれもいい。草名通りのオドリコソウには白花もよくある。外来種のヒメオドリコソウの白花にはまだ会ったことがない。





同じ畦の草紅葉。花が無くても、草に陽が当たればまた美しい。
ふうらはよく草木に溶け込むが、生身の人間はこんなに自然と親和するだろうか。



樹心




ふうら逍遥