10月15日 |
今年は遅かった秋のうらら。 ふうらと共にぶらぶら散歩に出た。 陽は西に傾いて、 桜の紅葉が照葉となって美しい。 イチョウは葉に先駆けて実を落とし始めた。早もう晩秋の気配がある。 コナラの根元でふうらは穏座。大樹の気に触れているのだろうか、妙なところに咲いたノボロギクと語らっているのだろうか。 小さな森に入って、今度はヤブツバキの根元。毎年可憐な花を咲かせる女神の木で、こどもたちに好かれてよく遊ばせていた。樹下はいま、いろんな虫たちが蠢いて忙しい。遠からず冬もやって来る。その先の春になったら、また会いにこよう。 |