日食





 6月21日


372年振りの夏至日食だとか。
当地播磨地方は薄曇り。ぼやけた太陽を日食グラスで観ると、オレンジ色の少し欠けた円で、輪郭がはっきりしない。穴を空けた紙などを用意したけれど、シャープな像を結ばない。それでも触にある太陽には何かがある。魔力か、魅力か。

日食と言えば、2012年5月21日に忘れ難い経験をした。列島のどこかでは金環日食になったはずである。写真もずいぶん撮ったのでそれを探し出した。





朝の7時30分に最大食分 0.932。
これはピークを過ぎてから、三日月が食の始めと逆になるのも面白い現象。





衣や背景に映っているのはピラカンサの木漏れ日。
ふうらも楽しんでいるふうで、珍しいポートレートが撮れたのがうれしい。

2009年7月22日の日食(最大食分84%)は羅漢寺で石仏たちと体験したが、そのときはもっと曇りで、時折雲から顔を覗かせる程度だった。それでも何か神妙な羅漢たちと日食下に佇んだことはいい思い出になっている。



梧桐再び  白い露草




ふうら逍遥