9月6日 |
天候やら体調やらで羅漢寺が遠くなっていたが、一月の展覧会以来久々に訪れた。こんなに間が空いたのは初めてのことか。アゲハが出迎えてくれた。 空の雲は秋らしく、羅漢たちももの静か。今日だけは三十度を割るというので出かけたけれど、汗びっしょりになった。蚊除けのスプレーを借りて、団扇を手に境内を回る。この夏は、羅漢たちの石の体も暑かっただろう。 二年前に枯れて伐採されたネムノキのこぼれ種が育ったのだろう。羅漢場にはいろいろな草木があった方がいい。かつてススキも見かけたし、タンポポも足下を飾っては消えていった。 羅漢の白い瞳。たぶん蜘蛛の卵嚢だろう。いつもと違う表情になって面白いけれど、本人は楽しんでいるのか、困っているのか…。 美男葛の花が幾つか、白萩の幼い花芽もちらほら。 |