1月1日 |
羅漢寺へ参詣。午後の温暖な陽が降って穏やかな境内。 「笑羅展」も新年スタート。 三十年ほど前に姫路で「三笑展」という三人展をした。その帰りにメンバーに連れられてここに寄った。ふうらは郷里を離れて描いていた羅漢放浪の世界、二十年ぶりの再訪は感無量だった。その時、この羅漢の前に立って、いろいろ言葉にならない思いを黙って伝えた。それから傍らのススキの一本を形見として分けてもらった。今回の「笑羅展」の挨拶もした。 この日は笑っている羅漢を巡った。 微妙な曖昧な、曰く言い難い表情がここの石仏の特徴で良さでもある。 はっきりした笑顔は少ないけれど、思いの外、笑みを滲ませているひとが多かった。これは発見でもあった。 |