ふうら天地

うすもの二風羅

うすもの二風羅




風に破れやすき羅(うすもの)
雨に破れやすき羅(うすもの)
一もとの芭蕉を贈られた元禄の俳人は、
「唯この蔭に遊びて、風雨に破れ安きを愛するのみ」と
自ら芭蕉と名乗り、風羅坊とも戯れました。
芭蕉の葉に似て、人も世も、
いかに破れやすいものであるか・・・

300年後の現代では、
空もまた、海もまた、
一枚の羅(うすもの)であることに気付かされました。


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