春立ちぬ 2月4日 |
春が立った。ナズナ、ハコベも萌え出し、空ではヒバリが歌った。ヒバリの向こうのヘリコプターを追って、タンポポのロゼットで飛んでいきたいくらい。 |
ふうら杖 2月18日 |
ふうらに紫蘭の杖をいただいた。光も風もおいしくなった。 また杖をいただいた。卯の花の杖も初めて。春を飛び越えて、ウツギの花とホトトギスの鳴き声が待ち遠しい。 |
夕笛 3月19日 |
角の更地の苔が夕日に映えて華やいでいた。裏通りの誰も知らないひととき。もうすぐ工事が始まる。 |
キアゲハ羽化 4月21日 |
180日の眠りから覚めて、越冬蛹が羽化した。美しいキアゲハ。 裏庭に連れ出すと草を渡ってふうらのところへ。挨拶してくれてうれしい。 本物の蝶による、リボン、ネクタイだな。 |
げんげ田にて 4月25日 |
春はうかうか。一休みして、また歩き出そう。頓智も出るかもしれない。 |
渓流で 5月9日 |
久々の遠出。清流の小岩に乗って、さえずり気分。黄色の花はヒメレンゲか、岩を覆うものもあって、渓流を点々と彩っていた。オオルリ、ミソサザイの歌。ヤマシャクヤクの群落。 |
種を蒔くひと 5月23日 |
ふうらに蓮華草の杖をもらった。旅をして種を蒔いてこようか。 |
アボガド舟 12月26日 |
ふうら、アボガドの舟に乗って。 |