雪の朝 2月6日 |
春は立っても、氷点下の寒さ。 今朝は雪がうっすらと積もった。 雪国生まれのふうらたちは嬉しそう。 餌場に来るスズメたちが膨らんで、いつになく大きく見える。 |
二日月散歩 5月15日 |
ふうらを連れて、二日月散歩に出る。 田中の一本道はクローバーの花盛り。 受粉した花から下を向いて、この頃の色合いが美しい。 ヒバリが案外な近さで囀りながら上り下りする。 村を抜けて林道に入ると、早速エナガとメジロの混群。 ヤマガラも頭上の枝に来る。 溜池が四つ連なる。一つは水を抜いてある。 カワセミの好みそうなポイントはあるが、 水上を飛翔するのはツバメのみ。 イイトコネー、イイトコネーという美声に釣られて奥へ。 相棒がギンリョウソウ(銀竜草)を発見。 十五年ほど前に白馬村の林で邂逅して以来である。 あの時もふうらがいたっけ。 美声の主は三、四羽。 イカルなら姿を見られるとさらに分け入れども叶わず。 キビタキ、ウグイスの歌に慰められながら帰途に。 二日月の方は、薄雲で出発時から諦めていたのを、 六時を過ぎてやや雲が切れだしたので、 見晴らしのいい場所でひとり粘ってみることに。 別の峠への坂道、崖の茂みに十数組のスズメの親子がいて、 夕餉の賑わい。(今朝はわが裏庭にも一番子が初登場) 夕日は沈み、月はいっこうに現れなくても、 この黄昏のひなたちの騒がしさにしばし時間を忘れた。 |