ふうら散歩


(2008年)


 うっすら、雪 1月25日





雪が舞った。
ルーペをもって飛び出し、結晶を見る。

ふうら一人を連れて、羅漢寺まで。
途中、パンジーに憩う。

メジロのつぶらかな声。
まるまると太ったシロハラが一羽、
二メートル足らずのところで地面を掘り返す。
ツグミ、ジョウビタキ、ひさびさのシメ。


 燕が来た 3月24日





美嚢川堤のふうら。
キセキレイがくつろいで撮影班を見ていた。

厄神駅の信号機に巣作りのスズメ。
三木山森林公園で巣材をくわえたエナガのつがい。
北条の町に渡ってきたツバメの初姿。


 燕が来た 4月23日


咳で籠もっていたが、久し振りに夕暮の徘徊に出た。
イソヒヨドリの麗しい声を聴き、
モズの夫婦が野良猫を激しく警戒威嚇するのを見た。





山径で、クサノオウ、カキドオシなどと咲いていた極小の花(写真)。
キュウリグサより小さい直径1mmほどの青い五裂花。
ネットで調べると、グリム童話にも登場するノヂシャという帰化植物であるらしい。
友人作のミニ花瓶(高さ3.2cm)に活けると、花も染め付けも蘇った。
隣でうれしそうなふうらは身長3cm。


 天まで伸びよ 4月30日





ショウジョウバカマを探しに行った林でタケノコ発見。
ショウジョウバカマは見つからなかったが、タケノコはにょっきり三本。
ふうらたちはラッキー笑い。遭遇がうれしい。
道具もないし、「天まで伸びよ」と別れて来た。



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ふうら逍遥