歌 Ciribiribin


画・シリビリビン


Ciribiribinチリビリビン


 Written By: Edward Cole
 Music By: A. Pestalozza


Long ago in sunny Napoli
In a little sunlit square
Quite by chance I heard a melody
At a little streetside fair.
Just a simple, carefree melody
Heard while strolling through the town,
Just a simple tune sung happily
By a quaint little streetside clown.

Ciribiribin, a melody
Your heart can toss up to the sky,
Ciribiribin, a song to sing
Whenever things have gone awry.
Ciribiribin, when you feel sad
Just hum it for a little while,
Ciribiribin, soon as you begin,
Ciribiribin, the world will smile.



ずいぶんむかし
麗しのナポリの
小さな広場
小さな市で
たまたま耳にした
ひとつのメロディ

そぼくでのんき
ぶらぶらしてて耳にした
ごくシンプルな曲
楽しそうに歌ってた
いっぷう変わった
小さなピエロが歌ってた

チリビリビン
あなたのこころが
空へぽーんと弾む歌
なにかがくるった時には
いつでもこの歌
チリビリビン

チリビリビン
悲しくなったら
ちょっとハミング
チリビリビン
歌えばすぐに
世界はにっこりする





Ciribiribinは1898年にアルベルト・ペスタロッツァ(Alberto Pestalozza)が作曲したイタリアのバラードで、発表後すぐに人気が出て、多くの歌手や楽団が歌ったり演奏するようになりました。
最初の歌詞はカルロ・ティオシェ(Carlo Tiochet)が書いていますが、その後いくつものバージョンが生まれました。ここに採りあげたのはエドワード・コール(Edward Cole)がこどもに向けて書いた詞です。ほかのほとんどはハッピーなラヴソングなのですが、この歌詞だけはとてもキュートな内容でわくわくします。

ciribiribinはイタリア語なので、チリビリビンと発音します。歌のタイトルはチリビリビンですが、その名を借りた星の子たちは英語風にシリビリビンと称します。

     c i r i b i r i b i n

どうでしょう。〈i〉という文字が飛び飛びに並んで、まるで星の子たちが立っているように見えます。リズミックな線のひとたちにぴったりな語感と綴り。それでかれらのことを仮にシリビリビンと、そう呼ぶことにしたのです。じっさいの曲を耳にしたのはずっと後のことでした。

エド・コールの歌詞を翻訳しておきましたが、ピエロ(clown)の箇所を妖精(fairy)にでも入れかえると、そのままシリビリビンのテーマになりそうな気もします。

   *

Ciribiribinの歌詞がたくさん載っているページを紹介しておきます。
International LYRICS Playground (別ウィンドウに開きます)
歌や演奏はYouTubeで検索するとたくさん出てきますので楽しんでみてください。




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