句集 目白草紙

 白山鳥翁



 1984年から1989年までの初期句集。
 金沢哀愁館時代の作品です。

  目白来る小さな冊子作りたし
  入梅や雲斑鳩を手放さず
  梅雨の山ジープ淋しき虫の如
  雷立つて問答無用に冬来る
  冬帽に角一本を隠したり
  花の日も円空なたを躊躇はず
  人類もやや呆けたる蕗のたう
  蔦のぼる五月虚空は左巻き


2018年10月25日 発行
epub形式 883KB



Kindle Store 「目白草紙」の本棚へ



書架へ戻る


六角文庫 プレセペ

Powered by BiB/i