詩集 夢と天然


 夢の野 (宮沢先生)



どこか小高い山
あるいは
くねった丘陵の
見晴らしがきく所

帽子と外套
手帳を取りだして
何かノートして

それから
その人は
ほろ苦い眼で遠くを見て
歌うように呟いた

のだののだもの
のだののなのだもの

(c) kotaro izui 2002

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